料理を作った人から『美味しい?』と聞かれたら何と答えたらいいのか?という変な題材で今日は書いてみたいと思います。
(写真はコンパクトカメラと自然光で撮影した、自分で作ったチャーハンです。湯気は合成っぽく見えるかもしれませんが、そのままです。)
結論から言うと、『美味しい?』と聞かれたら『美味しい!』と答える「以外」の状況が、一般の人に訪れることはただの一度も無いのではないか、ということです。
『美味しい?』という言葉は、事実を答えるための質問内容ではなくて、コミュニケーションの手段だと思っています。
『美味しい?』と聞かれて『美味しい!』と答えたところで、もし実際に美味しくなかったら、作り手が自分で気付いて次を考えると思いますし、逆に作り手が完璧に『美味しい!』と思っていたら、食べる側が異を唱えてもそれは単なる好みだと思います。
なので、食べる側が実際に美味しいと感じたか感じなかったかは、美味しかったとしても美味しくなかったとしても、作る側には一切関係ないことだと私は思っています。
『美味しい?』という質問に自分なりに正しく答える機会なんて、普通の人には人生にただの一度でも無いと思っています。
それは料理の世界で戦っている人たちだけです。
一般人は、とにかく『美味しい?』と聞かれたら『美味しい!』と即答する以外、選択肢は無いと思っています。
結婚当初、妻から言われたことがあります。
昔、上沼恵美子さんがテレビ番組で質問を受けたそうです。
ある男からの質問で、
『彼女から初めて手料理をご馳走になりました。味について、正直な感想を聞かせて欲しいと言われたので、不味いと指摘したら結局フラれました。僕の何が悪いんでしょうか?』
というのが大まかな質問内容です。
それに対する上沼恵美子さんの答えが、
『それは男のあんたが悪い!女は褒めてなんぼ、男同士みたいに冗談っぽいツッコミのけなし合いは女には通じないし、とにかく何があっても女は褒めなさい!』
というような内容だったそうです。
で、妻曰く、私も女なのでよろしくね、ということでした。
それ以来、私はどんな時も褒める以外のことは言ったことがありませんが、今の所、仲はよいので正解だと思っています。
男女の問題と料理人の問題とは別ですが、とにかく『美味しい?』という質問に「正しさ」を求められることは、少なくとも殆どの人の人生に、「ただの一度も」訪れないはずだ、ということを強く言いたいです。
『美味しい?』と聞かれたら、『美味しい!』と言いましょう!!
『美味しい!』と即答しましょう!!
ただそれだけです。
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