昔、フルサイズデジタル一眼「レフ」カメラは、今よりも値段が高いものでした。
普及機だからといって誰でも買える値段ではなく、プロとしてそこそこ食べていけるようになって初めて、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入する人が多かったように思います。
ですので、フルサイズデジタル一眼「レフ」カメラを持っているカメラマンこそが一流、という空気があったような気がします。
しかし時代が変わり、フルサイズデジタル一眼「レフ」はほとんどのカメラマンにとって、カメラのランクさえ気にしなければ、買えない価格ではなくなりました。
プロカメラマンであれば、 1台ぐらいは所有できる時代になった気がします。
そんな中、フルサイズ一眼「レフ」カメラに疑問を感じたプロカメラマンの中に、ミラーレス一眼を導入する人たちが現れ始めました。
ミラーレス一眼を仕事に使っているということは、フルサイズデジタル一眼「レフ」に追加してミラーレス一眼とそのシステムを購入する財力があるということです。
昔はフルサイズデジタル一眼「レフ」を持っているカメラマンこそが一流、というイメージでしたが、今はどちらかというと、ミラーレスとうまく使い分けている人の方が一流だと感じるようになった気がします。
フルサイズデジタル一眼「レフ」カメラのみを使う人は、逆にそれしか持っていないカメラマンという印象に変わってしまったように思います。
ただそれはプロカメラマン同士の話です。
一般の人にとって、フルサイズ一眼「レフ」こそが憧れと思う人はまだまだ多い印象があります。
料理撮影の場合、料理人や経営者の方が、料理の写真を自分たちで撮りたいと勉強されている方も多く、そういう方にとっては、ミラーレスなら俺だって持ってるよ! と思われる場合もあるかもしれません。
ですので、プロから見て、ミラーレス一眼で仕事をするプロカメラマンは売れっ子という印象ですが、アマチュアの方から見て、ミラーレス一眼を現場に持ってくるプロカメラマンは「あいつ大丈夫か?」というのが本音の場合もあるようです。
そういうアマチュアカメラマン側の印象を考慮して、プロカメラマンは必要も無いのにフルサイズデジタル一眼「レフ」を現場に持っていくことがあります。
特に営業写真(ウェディングや学校写真)にその傾向が強いです。
ちなみに私はペンタックス K-01 というミラーレス一眼をプライベート用に購入していますが、仕事として使うにはオリンパスと富士フイルムが大変気になっています。
最近、人物やスナップなどの撮影依頼も増えてきたので、ミラーレスがこれまでより気になるようになってきました。
人物やスナップは、特にミラーレスが向いている分野で、最近発売されたばかりの、フジフイルム X-T3 というカメラが非常に気になっています。
ただそれとは別に、ちょっと訳あってソニーα7III を購入しようとカメラ屋さんに行ってみたら在庫切れでがっかりでした。
普段お料理を撮影させて頂いている飲食店本部の方から、人物などの料理以外の撮影も是非、というようなご依頼を頂けており、カメラマン冥利に尽きます。
ありがとうございます!
ミラーレスの主な利用用途はそういう時だと思っています。
もちろん、料理にも何の問題もなく使えます。
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料理撮影承ります。
店舗でスタジオ並みのストロボセッティングを組み、料理の色艶を引き出します。
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